新型コロナウィルスが猛威を振るい、なかなか終息しない中、マスク不足が問題視されていますよね。
入荷してもすぐに売り切れてしまい、手持ちのマスクが少なくなり不安になっている人も多いのではないでしょうか?
そんな中、使い捨てマスクを再利用しようと洗剤や洗濯機で間違った洗い方をしている方が多いようです。
今回は、使い捨てマスクの正しい洗い方について調べてみました!
不織布の使い捨てマスクは洗って再利用可能
新型コロナウィルスが流行し、あっという間に店頭から姿を消したマスクですが、入荷日ともなると開店前から長蛇の列が出来てなかなか手に入らなくなっていますよね。
ですが、そんな品薄状態の使い捨てマスクが再利用出来るそうなんです!
東邦大学の小林寅喆教授によると、
マスクは症状の出ている人が着けますが、飛沫(ひまつ)を浴びる可能性がある人混みなどで、マスクは一定の予防効果があります。着けないよりは着けた方がいいので、どうしてもマスクがない場合は、洗って繰り返し使う方法があります。
毎日新聞(2020年3月13日)
と言われています。使い捨てマスクなのに繰り返し使えるなんて驚きですよね。
でも、正しく使わないと効果が得られないので注意しないといけません。
使い捨てマスクの正しい洗い方
本来であれば、使い捨てマスクは再利用できないのですが、今はマスク不足で再利用するしかないという人が多いですよね。
そこで、全国マスク工業会が紹介している使い捨てマスクの正しい洗い方、再利用方法をご紹介します。
洗剤は”中性洗剤”を使用
まず洗剤ですが、洗濯洗剤ではなく中性洗剤を使用する事がポイントになります。
中性洗剤を使用する事で、手肌や素材を傷めにくくする事が出来るんです。
食器洗剤やお風呂用の洗剤に中性洗剤が多いので、裏の表示を確認して『中性』のものを選んでくださいね。
洗い方は”押し洗い”
そして洗い方にもポイントがあります!
ついつい菌を落とそうと思い、ゴシゴシと力づくで洗ってしまいがちになると思いますが、それはNGです!
ゴシゴシと洗ってしまうと生地が痛みやすくなってしまいます。
生地を長持ちさせる為にも洗い方は、優しく押し洗いで洗うのがポイントになるようですよ。
洗った後は、十分にすすぎをしてしっかり洗剤を落としましょう!
洗濯機や乾燥機はダメ
マスクを洗うのに、洗濯機や乾燥機の使用もよくないと言われています。
洗濯機は、やはりゴシゴシ洗っているのと同じで、生地を痛めてしまう原因になります。
また乾燥機の使用も、マスクは熱に弱い素材で作られている事が多いので、自然乾燥でしっかり乾かしましょう。
徐々に低下する性能を補うには?
使い捨てマスクの正しい洗い方をして再利用していても、洗う度に機能は低下してしまいます。
そのマスクの低下を補う方法も合わせて行う事でさらに長持ちしますので、是非試してみてくださいね。
ガーゼや薄手の布をはさむ
機能を少しでも高める為に、マスクの内側にガーゼや薄手のハンカチ、ティッシュを挟むのも効果的です。
マスクの間に挟む事で、網目を細かくし、飛沫を通りにくくする事が出来ます。
アルコールや消毒液の噴射はNG
よくやってしまいがちな、マスクにアルコールや消毒液の噴射をして再利用する人が居ますが、それはNGです!
マスクにそれらを付けてしまうと体内に消毒液が入ってしまい体に良くありません。
もし使用するのであればマスク専用の消毒液が販売されているので、そちらを使いましょう。
まとめ|使い捨てマスクの正しい洗い方
今回は、今大流行中の新型コロナウィスルスで不足している使い捨てマスクの再利用方法について調べてみました。
使い捨てマスクの正しい洗い方をする事で、飛沫感染の予防にもなりますよね。
ただ、その中で間違った情報も多いようなので、マスクを再利用する際は、取り扱いに注意して正しい洗い方で活用してください。
また、当たり前のことですが、マスクが破れたら絶対に使用しないようにしましょう。