マスクがなかなか手に入らない時、不織布マスクを洗って使う人が増えてきていますよね。
不織布マスクは洗うたびに機能が低下してしまうのですが、洗い方を正しく行うことで抗ウイルス効果を持続させることができると言われています。
そこで、不織布マスクは何回まで洗えるのかや抗ウイルス効果を持続させる洗い方をご紹介しますね。
不織布マスクは何回まで洗える?
今までは、不織布マスクは使い捨てるのが当たり前だったのですが、マスクの品薄が続きなかなか手に入らない時、洗って使うことも出来るようなんです。
ただし、あくまで新しいマスクが手に入らない時の応急処置なので、衛生面から在庫がある時はおすすめしません。
不織布マスクは10回ほど洗える
では、本来なら使い捨てる不織布マスクが何回くらい洗って使えるのでしょうか?
不織布マスクは、使い捨て用に作られているので、もともと強度は強くありません。
そのため、何回まで洗えるといった回数は決められておらず、毛羽立ち具合や劣化状態を見て判断した方が良さそうです。
ただ、30年ほど不織布の研究に携わり、技術士の国家資格を持つ奥恭行さんによると、不織布マスクは、機能や効果は落ちるものの10回ほど洗って使えるそう。
また、不織布マスクは洗うたびに性能が落ちてしまうので、少しでも長持ちさせるにはガーゼやティッシュペーパーなどを内側にはさんで使うこともおすすめです。
そして、少しでもやぶれたらそのマスクは絶対使わないということをが大切です。
破れてしまったら何の効果もありませんし、たとえ1回しか洗ってないのに破れた場合でも同様に新しいマスクに変えましょう。
不織布マスクの効果を長持ちさせる洗い方
使い捨ての不織布マスクですが、正しく洗うことでマスクの効果を長持ちさせ繰り返し使えると言われています。
では、どのように洗えば不織布マスクの効果を長持ちさせられるのでしょうか?
不織布マスクの効果を長持ちさせる方法として、正しい洗い方をご紹介します。
洗濯機ではなくつけ置き洗いにする
洗濯機に入れて洗うのは、不織布マスクの繊維を傷めてしまうので止めましょう。
また、ゴシゴシ洗うのではなく、中性洗剤を水で溶いたものでつけ置き洗いが最適。
そうすることで、汚れや菌が擦らなくても自然に浮いて、マスクの傷みを軽減できます。
不織布マスクは中性洗剤で洗う
どうしても、菌を取りたいという気持ちで、ゴシゴシと強く揉み洗いしたくなりますが、そのように洗ってしまうと、すぐにマスクが傷んでしまいます。
食器を洗う中性洗剤を使用して、もみ洗いではなく優しく押し洗いをすると繊維を傷つけず、形崩れもしにくくなるのでおすすめです。
洗った後は、洗剤が残らないようにしっかりとすすいで下さい。
キッチンハイターで消毒する
中性洗剤で優しく押し洗いをしすすいだ後は、キッチンハイターで消毒をします。
水に漂白剤を適量入れ、マスクを30分ほどつけておきし、その後は十分にすすすぎましょう。
漂白剤は必ず台所用を使用し、作業の際にはゴム手袋をつけて洗ってくださいね。
キッチンハイターで消毒が出来たら、タオルで優しく水気を吸い取ります。
形を整えて干し、完全に乾いたら完了です。
不織布マスクを再利用する際の注意点
正しく洗うことで、不織布マスクでも繰り返し使うことが出来きますが、再利用する際の注意点をまとめておきますね。
◆他人のマスクと一緒に洗わない
万が一でも菌やウイルスが別のマスクに移らないように、他人のマスクと一緒には洗わないようにしましょう。
◆マスクを洗う時は家事用手袋を着用
マスクには菌やウイルスが付いていますし、洗剤や漂白剤で手が荒れてしまうので、手袋で予防するようにして下さいね。
◆破れたら絶対に使用しない
破れた時点でマスクの効果はありませんので、絶対に使わないようにしましょう。
自分の感染リスクが高まるだけでなく、他人への感染リスクも上がってしまいます。
まとめ|不織布の使い捨てマスクの再利用方法
不織布マスクが洗える回数や抗ウイルス効果を持続させる正しい洗い方について調べてみました。
専門家によると、正しく洗うことで抗ウイルス効果を持続させ10回ほどは洗って使えるそうです。
ただし、正しく洗わないと意味がないので、正しいマスクの洗い方でマスクの品薄危機を乗り気ましょう。